レストランで最高のもてなしを受けるための50のレッスン
中野氏の店で食事をすませた後、ちょっと過激な界隈へと向かった。 何をしたかって? もう一度食べ直し! 「たこやき」という、なんとも風味深い小さな玉の食べ物。 土曜の夜に、僕らはずんずん歩いた。 いろんな顔がどんどん重なり、ダンスを踊りだす。 僕は、インスピレーションが強くて頭のいい親友のカメラマン、ロバート・ホルデンと一緒だったが、そうこうしているうちに、不良たちに出くわした・・・。
Photo/F.Simon
この中尾素弘氏を見たか? 大阪でまた一件、驚きのアドレス。稀に見るクオリティーの小皿料理がどんどん続き、日本酒の品数とおちょこの種類は腰がぬけるほど。 カウンターに6席のみ。 ちょっとヤバいくらいの酔いっぷりで店を後にした僕らを待っていたのは、大阪の街だった。
ぶいはち 大阪市中央区東心斎橋2-2-11 T. 06 6213 1563
この雰囲気が伝わるだろうか。 小さな店内とつながった屋外。 これこそ、シェフの才能に違いない。この幸せそうな自負心もご理解いただけるだろう。 この店が魅力的な秘訣だ。
たとえ登録されないとしても、この動作だけで十分だ。
この写真で、この店の料理をさらによくわかってもらえるに違いない。 食材そのままのシンプルな料理をつくる「なかむら」とは違い、ここでは高級ガストロノミーに近いグルメが味わえる。
またまた頭をぶん殴られた気分。この写真をご覧のとおり、駐車場そして建物の内部につながる玄関。 ここが福島でも屈指のレストランの入り口だという。 そしてこの建物の裏方では、かなり高度に成功した料理が美食のパレードを披露するわけだ。
Kusumoto 福島近郊
それはきっと、今夜みたいに外が暖かいからだろう。 ただ歩くだけじゃない。くたびれて立ち止まりもする。 ホテルに着くと、夜はずいぶんとはっきり骨格を現す。そして、体が孤独感でいっぱいになっていることをしみじみと噛み締めるのだ。
大阪まできて、フランスの味が恋しくならないことを心から祈りたい。 しかし、もしそんな状況に陥ってしまったら、心斎橋の「クレオル16」に駆け込むことをお勧めする。 コイズミミユキさんがガングロフのコンドリユーを僕らに開けてくれた。 ウーララ。
Créole 16 大阪府大阪市中央区東心斎橋1-19 -8 日宝プロムナード心斎橋5
この店に、僕は完全にお手上げだった。 写真をご覧になるとお分かりだろうが、店内に丸イスが5つと窓のヘリにベンチ席が4人分しかない。うまい鶏の串焼きをだしてくれる、イシザカトノモブ氏の店だ。 常連客とのやり取りが心地いい雰囲気は最高。特徴のある髪の毛をもつ男の子2人がトノモブさんの助っ人。 ブルゴーニュのいいワインがあった。 天気がいい日の夕食は、いい思い出になるに違いない。
Photos/F.Simon
これがフグ。 奴らこそ、知らん顔をしながら人を殺してしまう魚である。 顔が麻痺してきて、緑色の泡を吹いたかと思うと、もうあなたはこの世にはいない。 大阪の魚市場で手に入る。 味はとくに感動するほどのものではない。やせていて、張りがない。 もう少しぞっとさせるものがほしいくらい。