SIMON SAYS! JAPON

パリで一番うまいサンドウィッチ？またまた「ル・プティ・ヴァンドーム」

選択肢
ここは、地元の些細なビストロである。しかし、サンドウィッチを頼む際に、２０種類もの具が選べるのはすごい。ベーシックなものから、リエットのパテ仕立て、ハム、オーベルニュのブルーチーズ、コンテ、カンタル等々。具の組み合わせ次第で、何十種類ものサンドウィッチができてしまう。例えば、ヤギのチーズ、ハム、オリーブオイルの組み合わせなら、６ユーロ。その上、本日のサンドウィッチもある。

おすすめ
骨付きハムとバターのサンドウィッチ（4,10ユーロ）。パン屋「ジュリアン」のバゲットと、いい感じのバター、そしてかなり豪華な骨付きハムは、パリジャンが好きそうな、とっておきのサンドウィッチだ。こんなサンドウィッチに出会ってしまうと、人間的に、もう次へと進めなくなる。パンはかりかりで、中はふわふわ。そしてうますぎるハム。

このサンドウィッチに最適なベンチは？
チュイルリー公園か、パレ・ロワイヤルが近くにある。でも、そこに着くまでに、食べ終わっちゃうかもね。

Le Petit Vendôme
8, rue des Capucines - 75002 Paris
Tél. : 01 42 61 05 88
土日休
サンドウィッチが４〜６ユーロ

Photo/F.Simon

あぁ、うまいサンドウィッチにありつきたい。ここでとっておきの店を一件をご紹介。

僕らが待ち望んでいるのは、途方もないことではない。カリカリのパンと、スウィングするような具と、ちょっとばかりの愛情がこもった、うまいサンドッウィッチ。これまでに、馬鹿馬鹿しい値段がつけられた、まずいサンドウィッチを、うんと見てきたんだから、もう値段なんてどうでもよくなる。
だから、キャトルヴァン通りの「ラ・クリムリー La Crèmerie 」のウィンドーで、それを見たときには、思わず鳥肌が立った。「リュクサンブールでのピクニック」と題した、ハーフボトルのシャンパーニュとサンドウィッチ２つのセット。So chic。僕は、ヤギのチーズ、ロケットサラダ、ペストとトマトのサンドウィッチ（６ユーロ）を選んだ。
サンドウィッチが威張りかえって、僕らを満喫させ、口の中を狂わせてしまう瞬間は、本物の悦楽だった。まるごと飲み込んでしまいたいくらいだ。

うまいサンドウィッチが食べれるとっておきの店をお持ちなら、僕は大歓迎だ。ついでに、もう一件、ぼくひいきの店を紹介しよう。キャプシーヌ通りの「ル・プティ・ヴァンドーム Le Petit Vendôme 」。すごくいい。このブログでも、いつか紹介したように思うが。

Photos/F.Simon