SIMON SAYS! JAPON

ロンドン ネオブリティッシュなクオヴァディス

ディーンストリートにある、この著名な店が再オープンした際、鍵となったのは、ジェレミー・リーだった。見事な料理がさらにエネルギッシュになっただけでなく、軽快に地元の食材を使うことによって、イギリス本土への回帰を呼び起こさせた。例えば、このスモークうなぎのサンドウィッチ。その微妙な酸味が何とも言えず、最高にうまかった。同様、羊のもも肉、本日のパイ、鴨のプルーン煮。リーは、クレソン、タマネギ、少しの酸味、ごぼう等、あくの強い食材とその配合の成功率で、コントラストを楽しんでいる。
客は、みんなうれしそうで、それを大きく表現してもいた。


Quo Vadis
26-29 Dean Street
Soho
London W1D 3LL
Tel : 020.7437.9585
約40ポンド

Photos/F.Simon

ロンドン 僕がパイを買う店

Patricia Michealson が経営する、さまざまな食材を扱う楽しいエピスリー兼チーズ屋には、イートインスペースもある。その隣にある、８−１０番地の肉屋 The Ginger Pig では、お持ち帰りのパイが最高だ。５日は日持ちする。
Tel :  020.7935.7788

Photo/F.Simon

ロンドン アニッサ・エルー宅でプライべートディナー

出張シェフが、今流行っている。アニッサ・エルーもその一人だ。
今上り調子の地区、ショーディッチにある驚異的なロフト内で振る舞われる、地中海と中東を合わせたような料理は、なかなかよかった。ワイン込みで、一人１２５ポンド。この日は、シャトー・ミュサール Château Musar だった。最低６人から最高１０人まで予約できる。子ヤギのロティ、サフランと生のピスタチオのクリームで仕上げられた料理は、イラン、レバノン、モロッコの香り漂う。サービスは、気のきいた若い女の子たち。

Anissa Helou
44, Charlotte Road
Shoreditch
London EC2A 3PD
http://anissas.com/

Photos/F.Simon

ロンドン 完璧な滞在

今、ロンドンでは、次々にホテルがオープンしている。特に高級系のパラスホテルが軒を連ね、中でも、昨年ピエール・イヴ・ロションが内装をアールデコ系に新装した、ル・フォーシーズンズはそのトップに立つ。窓から覗くハイドパークへの風景は、以前と変わらず、便利なところにある上、10階にあるスパはすごい。
泊まらなくても、一回行ってみる価値はあるだろう。

Four Seasons
Hamilton Place, Park Lane
W1J 7DR
Tel : 020. 7499 0888
３３０ポンドから
www.fourseasons.com

Photo/F.Simon

ロンドンへ脱出

By F.Simon