実の話、愚かにも尻込みしながら現地に向かった。
結果は?
甘美で、優しい街に、感無量。
この街の輝かしい食は、トニックな寛容さがみなぎり、腹を一杯にすることは、できたてのブリオッシュをそっと開くような、快感でさえある。
大陸が一体となる場所。難しく考える必要は全然ない。一つのシンプルなサラダからでさえ、この街の寛大さを感じるから。サラダネギ、ミント、赤ピーマン、ウイキョウ、小カボチャの、簡単なシャキシャキサラダ。それは、僕を無防備状態へおとしいれたかと思うと、やがて元気を運んできて、無駄のない開けた感覚を与えてくれる。
メイン料理は、のんびりしているが、そんな無駄時間の調子を取るように、ヨーグルトが一緒にサービスされる。忘れてはならないのは、ここには大きな川があるということ。そして食文化が一体となる地点。
のんびりしていて、怠け者で、半透明な感じ。それはまるで、ボスポラス海峡の靄や、セイント・ソフィーの夢の世界に迷い込んだみたいだ。
2つのおすすめレストランを紹介。
1件目は、少しばかりスノッブだが、出されるものには、白旗を上げざるを得ない。ある建物の3階。かなりわかりにくいところにある、アパートを改造して開いたレストラン。 Mangerie, Cevdetpasa 69, kat 3, dans le quartier de Bebek (212.263.5199)
2件目は、すこしカジュアルだけど、 la Lokanta Helvetia, general Yazgan Solak N°12, quartier de Tunel (212. 245 87 80)
コメント