ビジネスウーマンコースが姿を消した代わりに、いろいろ選べる本日のコースメニューが登場した。
ぼくらを神経質にさせる価格(帆立貝のタルタルが35ユーロ、すずきのロティーが48ユーロ)が並ぶ、アラカルトのメニューとは天と地の差。
もちろん、僕の卑劣な招待客は、躊躇なくアラカルトのメニューを選んだ。
そんな連れを目の前にしたら、悪党をやっつける警察みたいなメートル・ドテルに変身して、メニューをとりあげ、子供メニューを押し付けるたくなることが、しばしばある。
38ユーロのコースメニューはそこそこよかったが、ゾクゾクするような感動はなかった。
その内容は、ウォッカ用のおちょこに入れられた、たこのサラダ。続いて、小さいけれどかなり華やかなパスティーヤ、そして最後にうまくまとまったチョコレートのデザート。
ワインなしで143ユーロ。
このタイプの価格を支払う客は、大抵は会計が会社持ちで価格に無痛な人々に違いなく、“爪をはじいておしまい” 風に、ことが進む。
現実世界では、難しいことだ。
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