いつもと違う一日もいいものだ。
早起きして、パリのリヨン駅まで自転車のペダルをこぐ。短気な旅行者達と列をつくった後、クルゾ行きの電車に飛び乗った。
駅に着いたら、ローカル線に変わって高速バスがロアンヌ駅までの橋渡しをしていた。偶然の道ずれ2人と一緒に過ごした1時間半のバスの旅。
ロアンヌ駅からタクシーで20分。マリー=ピエールとミシェル・トロワグロ夫婦が経営する新しいレストランが今回の目的地だった。
偉大な静寂の中で、ずいぶん居心地がいい。
短いメニューの中から、38ユーロのコースをチョイスした。僕らが周知のノウハウで仕上げられた確信の料理。几帳面で羨ましいくらいの土地柄も手伝って、肥沃で力強い料理が顔を出す。
選び抜かれた建築家、パトリック・ブシャン Patrick Bouchain による、施工図を裏切らない内装だった。
12時50分に僕を乗せたタクシーは駅へと向かい、13時32分にはリヨン行きのローカル線に乗車。同日の宵はもちろんパリで過ごした。
Photos / F.Simon
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