SIMON SAYS! JAPON: シェ・アミ・ジャン　静寂の中で

ステファン・ジュゴのレストラン「ラミ・ジャン」にいくことは、いつでもどこか牛のごとく「モーモー」だ。
オリンピック選手並みの体力を付けて、テストステロンを塗りたくって、馬一頭を飲み込めるくらいの勢いが必要だ。そうでなければ、がっくり頭をたれて崩れ落ちてしまうはめになる。
信じられない食べ物と気前の良さ、そしてめったにない衝撃。
尻込みしてしまう方には、ミニ玉ねぎのパレードがおすすめだろう。
昼食時にいったのはいい選択だった。
普通に息が出来るできるし、場所もあいている上、相変わらずの料理が頂ける。少しは深呼吸と静けさがなくては料理もよく味わえない。
飢えた人間みたいに、夜の騒々しい雰囲気の中でカロリーの大木を昇っていくのもいいものだが、こうして優しい鼓動の中での食事の悪くはない。