ホテルの隣りにはフランス文化センターがあって、ベトナム人若手アーティストが展示会を開いていた。
そこで滑稽だったのが、かなり厳しい政治体制にあるこの国で、昔のクロッキーのようなタッチの、人民団結心を賞賛する作品。しかも現代的パロディー描写の中、見事なほどの不公平さも嘲笑してもいた。
雨はいっこうに降り止まず、ラッシュアワーの大通りを横切らなければならないこともしばしば。
金属塊の流動の中へ身を乗りだすものだから、こんなに妙な体勢になってしまう。かなり危ないが大抵はうまく行く。
フィリップ・キャトリンの歌みたいに、クラブで足からつり上げられているみたいな気分だった。
Photos/F.Simon
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