今回の旅行は、僕がずいぶん前から待ちこがれていたいたものだった。
いつから待っていたか、ってことだって覚えている。
フルヴィオ・ピエランジェリーニの家でのディナーだった。究極の鳩料理をを仕上げた彼が、その料理にあてた名前は「まだしてない旅行から帰国した後の鳩料理」。
食事の最後に、それがどの国を指しているのかを彼に聞いた。
シリア。
その一件から、かれこれもう5年になる。この旅への願望は、僕の頭の中や心の中に常時浸っていたものだ。
初日の夜は、タリスマンホテルに到着。ダマスでも筆頭のホテルに違いない。
アンティークな美しいホテルには、パティオ、陶磁器、大理石、セピア色の雰囲気、夜の薄明かり、そして永遠なる鞭打ちの刑の色をした高カロリー朝食。
一泊朝食つきで190ドル。
いい気候だが、けだるい熱気は30度にもあがった。
Talisman Hotel
T. +963.11 541 53 79
www.talismanhotels.com
Photo/F.Simon
コメント