アレッポでは幸運にも、オリエンタルシタール奏者、ジュリアン・ウェイス宅で一夜を過ごすというチャンスに巡りあえた。
特殊な音楽サロンを備えた、14世紀のマムルーク宮殿は、中央に中庭を囲んで部屋が数室ある。ジュリアン・ウェイスは、時々、うまく舞い込んでくる来賓へ、ドアをそっと開けるらしい。
鳥の歌声と、夜のお祈りの合図だけが耳を打つ静寂さ。そんな環境で眠るという特権を僕は得た。アニッサ・へルーのおかげである。
ジュリアンは、スーフィズム信教徒たちと、世界中を回ってコンサートを催しているため、いつもここにいるわけではない。
参考までに、彼のメールアドレス: julienjw@hotmail.com
Photo/F.Simon
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