眠らないで過ごしたり、神戸牛や原宿のロリータの数を数えたりしていたら、異常に疲労を感じてきた。そんな疲れに文句も言えるが、あえて言わない。というのも、それがきっかけで、別世界の戸が開かれることもあるからだ。ランプの傘のように、居心地がよくて和らいだ感覚。ここで、又別の現実があることに気がつく。もっと温和で流動的な現実。
しかし、元の現実へ簡単に戻ることも出来る。
つまりは、マッサージ。
商店街等、マッサージは、あらゆる場所で行われている。財布から2000円を出して、横になった途端、その足は、揉まれ、磨かれ、固められる。こんなマッサージの後は、パンチの効いた元気さをもって、街へと再出発できる。
今回、僕は4000円のトータルマッサージを受けた。僕の小さな脳みそを、うまく軌道にのせるためにね。
繊細な若い女の子が、その天使のような指から発する指圧は、きこり並みだった。その結果、3日たった今でも、頭蓋骨が痛い。意地悪な女の子が、僕の弱点を押してしまったから?・・・そんなわけないさ。
Photo/F.Simon
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