トゥールーズという町を、カウンセラーの長いすに横たわらせ、どうしていいレストランに縁がないのか、を話し出させる必要があった。そして、実際に長いすへ腰掛けたトゥールーズには、心動かされた。
そのわけはこうだ。クリスチャン・コンスタンの出現で、この地方に存在するレストランに、活気がついた。ここでも数件紹介する。
「ミシェル・サラン」。
文句のつけようがない完璧な技術で、細かく親愛できる料理は、しっかりと直立している。量はけちけちしているものの、このバターでコンフィされた舌平目(49ユーロ)や、デザートの、軽いムースが添えられた、白いんげん豆のアリコ・タルベなど、いい出来栄えだった。
ここ「サラン」には、素晴らしい食事相手、オミア・バルベィ・ドーヴィリーを連れて行った。アンドレ・プットマンデザインのナイフが6つ入ったコフレを、買おうかと真剣に迷ったが、僕には少し高すぎた。300ユーロ。
21, boulevard Armand-Duportal - 31000 Toulouse
Tel : 06 61 12 32 32
Photos / F.Simon
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