スーツケースを置くもつかの間、一撃はいきなりやってきた。
強烈な料理人、ヘレナ・リッゾ Helena Rizzo が土地の食材を現代風に料理するレストラン「マニ Mani 」。
パルミエ、種芽、根菜、食用の花の後には、カフェオレと焼いたパンをつかってブルメンタル風に創作したブラジルの定番朝食がデザート。ブラジルの食材をつかい、創造性と自発性に長ける料理だ。
グルメな雰囲気の中に感じる、のびのびとしたモダン性。ここは、はしゃぎながら料理をつつきにくる店である。
Rua Joaqim Antunes
210, Jardim Paulistano
T. 30 85 41 48
www.restaurantemani.com.br
1人約50 r$.
夕食をすませた後、ホテル「ユニック」の屋根に上った。
いつも同じシナリオだ。
たくさんのアルコールと極限の陶酔のなかを彷徨うホテルの宿泊客。僕のめまいも限界に達し、部屋に戻ると赤ん坊のように眠りに入った。
翌日から発見できるものが持ちどおしかったこともある。
ここの季節は冬だ。
だからこれ見よがしの太陽のもと、日中の気温は24度にもあがる。
シックな通りの公園で、プードルがコートを着せられて散歩している訳がわかるのは、夜になってからだ。
Photos/F.Simon
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