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こんな信じられない話を聞いたら、ここで紹介しない訳にはいかない。
フィレンツェにある、3つ星レストラン「エノテカ・ピンキオーリ」での、ディナー。つい最近、友人が経験した話だ。
赤ワインを頼んだら、400ユーロするものをすすめられた。冷や汗を流しながら、すすめられたワインより、いくらか安い、350ユーロのワインに目をやる。完全に動揺した、最悪の状態。ワインのグラスサービスはない。120ユーロの白ワインがあることを知らずに、ソムリエに言われるがままに、ワインが決定。
予約の際には、ソムリエ自身が、予約確認のメールをくれて、対応は丁寧だったけれど、こんなに晴れやかな詐欺は、他にあるだろうか。
そんな場合、すぐさま、堂々とレストランを去るべきである。的確に対処して、文句もつけて、胸を張って逃げるべきだ。そんな店を知らなくても、人生の楽しみは、もっと他にもあるからね。
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Photos /
F.Simon