投稿情報: 19:21 カテゴリー: イイもの持ってるねー | 個別ページ | コメント (0)
www.nishikidori-market.com はかなりおすすめのサイトだ。
柚子のジュース、蜂蜜でからめた胡麻クリーム(焼いたパンの上にのせて食べたらうまいはず)、月の塩、青森野りんごでつくったバルサミコ酢、ワサビペースト、黄金の胡麻油、黒ニンニク、包丁にボール・・・。
スゴイ!
Photo/F.Simon
投稿情報: 19:01 カテゴリー: イイもの持ってるねー | 個別ページ | コメント (0)
こんな結末を迎えるなんて!
クールシュベルで行われた「クップ・ドゥ・ランフォ(インフォメーションコンクール)」のメディア部門で、僕らのブログが、今年の最優秀ブログ賞に輝いてしまった。
相棒のクリストフ・ドレと、腰がぬけたのもつかの間、単純に大喜びしてしまった。メトロの地下道で喜びの胴上げをする前に、閲覧者の方々にお礼を言わなければならない。
はっきりいって、みなさんの応援なしには勝てなかったと思う。毎週、Simon-Says !の日本語バージョンをかわいがってくれているモリレイコにも、お礼を言おう。
僕らは、授賞式には出席できなかったけれど、その様子を出来るだけはやくレポートするつもりだ。
そんなわけで、ニュースレターに書くネタがたくさん増えた。
シャンパーニュで乾杯だ!
投稿情報: 22:35 カテゴリー: イイもの持ってるねー | 個別ページ | コメント (0)
魅惑のコンフィチュールの次に、もうひとつ、ここだけの秘密にしておきたいイイものをご紹介。
毎年、アイルランドのスターキャヴィスト、ティム・ジョンストン、ワイン栽培家のマルセル・リチョーと一緒に、店では購入できないような、普通じゃないコート・デュ・ローヌ産のテーブルワインを「出版」している。
このワインは、仲間うちだけのもので、僕らの好みにだけそって作られたもの。
ティムの娘、キャロリン・ジョンストンがラベルをデザインしている。
この規定外のワイン「Purple Ten」(コランの地で、品種はシラー70%とグルナッシュ30%)は、今年ではや10年を迎えた。
僕の配当は、ラベルのカリグラフィーを描くだけの簡単な仕事。
最高の果実香で、深みがあってスパイスの利いた果汁からなる、大人のワインだ。
パリ2区のワインバー(47, rue de Richelieu, 75002 Paris Tel : 01 42 97 46 49)で、11ユーロにて販売中。
Photo/F. Simon
投稿情報: 14:43 カテゴリー: イイもの持ってるねー | 個別ページ | コメント (1)
間違いなくお酒のなかには、心酔を促す魔術が含まれているからだろう。この「カワセミ」というこのお酒のギフトボックスを前にしていると、ずいぶん優しくなれる気がする。
穏やかな口当たり。エレガントで、フルーティー。
これ以上はもう表現できない。
8cl の「キキザケ」に試飲用のおちょこ2つ付き。約 45 ユーロ
投稿情報: 22:50 カテゴリー: イイもの持ってるねー | 個別ページ | コメント (0)
香水師は作家に似たところがある。
あまり詳しく、その仕事内容を質問してはならない。
彼らは、口数少なくこっちを見つめるので、彼らが放出する雰囲気から、それを読み取らなければならない。
結局は、彼らの仕事が終わった時点で、すべてが説明されている。
そうじゃなかったら、おかしな会話の罠にはまってしまうかもしれない。
9月初めに、フレデリック・マルは、サンジェルマンデプレのカフェ・ド・フロールに座っていた。
流行りを追わないエレガントな雰囲気。明るい色のコスチューム(砂ベージュ色のギャバジン生地)、オレンジと白のストライプが入った Turnbull&Asser のシャツ、 Hilditch&Key 製、ブルーマリン色の縫い目柄が入ったシルクのネクタイで身を包んでいた。
それはまるで、開いたままの本みたいだった。
彼とのランデヴーは、最新作「French Lover」の世界に触れることを意味していた。
会話が進む中、その応答は、彼自身と彼の作品「French Lover」を行き交いしていた。まるでいろいろな舞台芸術の世界に迷いこんだみたいだった。
彼は椅子をひいたりもどしたり、リュインヌ通りにあるオーベルシーの革靴をツイストさせては、姿勢を変えた。
彼に向かって彼のことを話すことは、少し気兼ねした。
彼のオードトワレは、それ自身の存在で説明に事足りる。
何も付け加えることはない。
そうじゃなかったら、ちょっと引け目を感じるものの、初期の困難話やその模索話を語ってくれてもよかった。
フレデリック・マルは、フランスの香水界のなかでも優秀な香水師の一人である、ピエール・ブルドンとともに、前作「Angélique sous la pluie アンジェリック・スーラプリュイ」を成功させる思いに燃えていた。
彼はこう語る。
「この香水を完璧なものに仕上げたかった。そのため、魅力、軽快さ、不完全さを、図にして描写し続けた。」
この香水は、簡単には完成しなかった。
数ヶ月におよぶ研究。無邪気なアンジェリックは、ほとんど彼に身を委ねなかった。
そんな訳で、戦略変更。
つまり、ひたすら待つことにした。
フレデリック・マルは、すでに家族と共にニューヨークに住居を構えていた。
ブランドへ新しい変化を起こし、時々は映画を見ながら発散させるパリへのフラストレーションを始動させる為に、これほど完璧な状況はない。
ある美しい一日。
ルイーズ・マルの映画「Feu Follet フーフォレ」(1963年)を観ながら、次作の香水像が突然浮かび上がる。
流行を追わないこの男には、パリが恋しかった。
そこでこの映画が、彼にショックを与えたのだ。
少し鳥肌がたってしまう明細は、フレデリック・マルはこの日、この映画の主人公と同じ装いをしていた。
白黒のジグザグ模様のMaurice Ronet 。
こうして 「French Lover」 は産まれた。
それだけではない。
この映画がそのコイルをとき始める。白黒映像、ベージュ色の音声、ジャズ色の雰囲気、ガリマール出版のnrfシリーズ、人が自然に発散するエレガントさ。
「男性のモードは好きではない。男性のエレガンスは、まるで努力していないかのように振る舞われなければならないからです。香水も同じこと。偽装せずに描かれなければなりません。」
燃料管やシリンダーに番号を打つ為に、車のエンジン頭部を開ける必要があるだろうか?
もちろんない。
「French Lover」は2つのブロックに分かれている。香辛料系とカラナル系。
火打石に近い濃厚な木材、アンジェリック、ヒマラヤ杉、ベチバー、お香、おしゃれ感をだすパチョリ、シャネル19みたいなガルバナム等が衝突しあう。
これらすべてがフュージョンした香水が「French Lover」。
彼はこれを「接合」と表現する。
一体になって玉になり、体のないアニマルが出来上がる。
この男は、いろんなことには興味深いらしい。
車、政治、展覧会、料理。
ノスタルジーはない。
確実で丈夫だから現代車、しかもでこぼこのアンティーク風にデザインされたBMW130i風の車を好む。そうじゃなかったら、ロータスセブンだろう。
無頓着風に装うこの男は、左岸に住んでいる。
時間を保存し、戻しては煎じる。
決して走らない。ゆっくりと前進する。
決して気取らない。観察するのみ。
もうお気づきだろうか。
彼はかなりシックだけれど、わざとらしさがなく、常に歳をとった少年で人生をおわらせないために戦っているようだ。
もちろんこの手の男へ、贈り物をすることにはかなりの苦労を要する。
「French Lover」 の作り手は少しのことで満足してしまうからだ。
なんて悪ふざけな!
時代遅れにならないもの。
Turnbull&Hasser のシャツなんてどうだろう。こればかりは来年になっても流行遅れにはならない。または、Smedley のタートルネック。French Lover はスコットランド製のウールを好んで着る。また、その少年のような微笑みをみていると、最新のがらくたもお好みらしい。I-Pod、最新Leica M8、飾りのないローレックス、そしてマックブック。
そしてオードトワレにも愛着があるようだ。
タイプはもうお分かりだろう。
投稿情報: 19:18 カテゴリー: イイもの持ってるねー | 個別ページ | コメント (0)