SIMON SAYS! JAPON

郷に入れば郷に従え

レストランの方針に逆らうことほど、不用心な行為はない。名のあるシェフが料理をだすレストランでは特に、ある流りが、恒久的に根を下ろし始めている。
夜のサービスで、デギュスタシオンメニューしか出さないこと。
この日は、ナントに新しくオープンしたレストランへ向かった。子供連れだったから、デギュスタシオンメニューではなく、一皿だけ注文したい、と願い出る。４５分以上も待たされた後、運ばれてきたのは、ミニュチュア料理。その上、デギュスタシオンメニューの全価格が請求されるはめに。
レストランという場所は、昔よくあった、宿屋のようなエスプリを持たなければならない。客が遅くに戸を叩いても、必ずハムやチーズやパンや、少々のワインや、そして何と言っても、最高の笑顔が客を待っている場所であるべきなのだ。リンゴが食べたいとか、もっと酒が欲しいとか、マッチがほしいとかいう客の要求を、受け入れてくれる場所。
今時のレストランは、著名人、無名人、時間のない人、快楽主義者、カップル、そして赤ん坊、どんな客にも対応してくれる場所であるべきである。どうも、レストランが、耳栓をしたシェフが大声で歌唱する、自閉症的なトンネルに似てきたと、思われてならない。

By F.Simon

新学期の抱負 10/10 寛大になること

自分に寛大になること。目標は高くても、全部はできっこない。朝の体操を忘れたり、本を開かずに眠ってしまったり。優しさも時には必要だ。
この寛大さをテーマにした本「Cuisine d’indulgence, à l’usage des générations futures」が、１１月にシェーヌ出版から発売される。なかなかいい出来だ。

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新学期の抱負 9/10 歌のレッスンをすること

何のレッスンでもいい。僕の場合、息子とクリスマスの歌のレッスンをはじめた。僕的には、多種の楽器が並ぶ舞台を想像したいが、息子は、ボブステップ系がいいらしい。どちらにしろ、かなりの練習が必要だ。刺激的！

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新学期の抱負 8/10 Love

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新学期の抱負 7/10 日本的になること

日本でなくとも、他国の文化を取り入れる。ぼくらの頭の中にある、別の子午線を働かせること。多文化的になろう！ この新学期、ぼくは、日本語の授業を受けることにした。１１月には、東京への旅が待っている。

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新学期の抱負 6/10 しっかり体を動かすこと

自転車、ピラテス、階段を使う、朝の体操、いい姿勢を心がける。元気で過ごすための秘訣。

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新学期の抱負 5/10 もっともっと本を読むこと

読書。この不動の旅に、僕は本当に癒される。寝室のテーブルに並ぶ本たち。

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新学期の抱負 4/10 社交的なイベントを最小限にとどめること

人見知りがち、むしろ野蛮な体質と言ってもいい。かれこれ２０年来、カクテルパーティーや、プレスランチ、ソワレの誘いを断り続けている。毒気があって、べたべたしたこれらの会合には、恐怖さえ感じる。まずは、友人。それだけ。外出するなら、展覧会や、映画を観にいくほうがいい。たとえば、韓国文化会館で放映中の、映画。Hyperbola of youthは、１０月１２日放映。

www.coree-culture.org

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新学期の抱負 3/10 レストランで服従しないこと

レストランで、デギュスタシオンコースを、できることなら、さけている。気まぐれで、自己中心的なこのコースメニューに束縛されるのは、正直言ってうんざりだ。自由のままでいたい。レストランは、平和な場所であり、自分と向き合い、人とも向き合い、食事の場を楽しむ空間であるべきだ。靴箱に閉じ込められているような気分になる場所ではない。
例えば、パリの「キャビア・カスピア」にて。贅沢な平和の空間。好きなものをメニューから選べる。たとえば、この店の名物、キャビアを頼まなくたっていい。そこで僕が選んだのは・・・インゲン豆。
「インゲン豆？」
「もちろんです、ムッシュー。もちろん、生クリーム添えで。」

Caviar Kaspia
17, place de la Madeleine - 75008 Paris

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新学期の抱負 2/10 ２時間単位で仕事をすること

仕事魔なぼくは、仕事を継続してしないようにしている。基本は、２時間単位にすること。一回きりをつけて、他の事をする。まじめな週末なら、仕事を忘れて、リラックスした半日も。

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