少し予感はしていた。僕らの友人、ケイ・コバヤシが、ジェラール・ブッソン Gérard Busson との数回に渡る交渉の後、ようやく契約書にサインを交わしたらしい。
ということで、ケイは、ジェラールの店を後継し、デュ・コック・エロン rue du Coq Héron 通りで2月半ばに自分のレストランを持つ。言うまでもないことだが、彼はかなりの興奮状態である。
「もう25回も見学に行きましたが、すごくいいレストランですね。厨房は完璧だし、ジェラール・ブッソン自氏身、偉大な料理人で、レストランを自分の息子のようにかわいがっていますからね。」
ジャラール・ブッソンの方はというと、彼も有望なジュニアへの引き継ぎに満足しているようだ。「9月の時点では、店を売るつもりは全くなかったんだが、この情熱的なカップルに出会って、感激してしまったよ。」
本来なら、ケイは少しの内装工事を済ませた後、2月末には店をオープンさせる予定だ。
レストランの名前は「ケイ」。ナイスアイデア。
その間にも、ここで彼の進行状況を報告する予定だから、心配はご無用である。
Photo/F.Simon