なぜか、耽美主義者がしかめ面をするだろうこのレストランは、興味深い。
僕自身は、ここで頂くコンプレックスのない料理が好きだ。
切落した小枝が群から離れていくみたいに、自由心が溢れている。
コリアンダーの花が彩る、セップ茸とジロール茸とアーティチョークのブイヨンスープ。
コメントできないくらい、完璧な仕上がり。
要するに、ここは、僕のかなりお気に入りのレストラン。
セドリック・マレシャルとジェロム・タヴェルニーが率いるサービスも言いようがなく、ワインもよかった。(ラングドック・ルーシヨン地方の Mas de l’Ecriture が45ユーロ)。
ただ、避けなければならないのは、テーブルとの間が狭いバンケット席と、21時のラッシュアワー。21時前か後に予約するのがちょうどいい。
予定ではル・フィガロ紙のクロック・ノットで、この土曜日に再度話すつもりだ。
次回は・・・マルクス、コリン、コット・ロティー。 Jean Claude Ellena や Frédéric Malle 等の香水師との談話、旅行や番組や本や記事等、今学期に繰り広げるメニューを公開予定。
Ze Kitchen Galerie
4, rue des Grands Augustins - 75006 Paris
T. 01 44 32 00 32
Photo / F.Simon
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