このレストランを、今まで掲載しなかったことはわかって頂きたい。
非難のコメントを浴びる姿が目に浮かんでいたからだ。
かなりいいワインリストと、うまくない32ユーロのコースメニュー。
僕としては、Villard の Saint-Joseph 2001年が、50ユーロでカラフで頂けることには、興奮してしまう。
そして、共犯の友人たちと一緒に、Clusel の Côte Rotie、Arena etc…と続いていった。
はっきり言って、ここでコメントするために用意していた記録をみて、改めて戸惑う。
気にすることはない。
このレストランは、心のこもった本物のなにかを感じさせ、その小さな裏通りは50年代の記憶をよみがえらせてくれる。
穏和で思慮深いDany Bertin がオーナーのレストラン、レ・ザンファン・ルージュ les Enfants Rouges。
ワインのチョイスは、このオーナーに相談したらいい。
僕らもそうして、かなりすごいワインを頂いた。
ことはいたってシンプル。
翌日、小さな爺さんみたいに、頭を抱えて外を歩く僕がいた。
Les Enfants Rouges
90, rue des Archives - 75003 Paris
T. 01 48 87 80 61
次回:フィガロスコープでは、鶏肉のロティー特集を企画中。土曜日のルフィガロ紙では、サンジェルマンのマルシェにある小さなレストラン l’Ami Louis 等、 キッチンギャラリーを増設中。それから、ラングドック・ルーシヨンからモントンまで、フランス南東部の食巡りも企画している。
Photo / F.Simon
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