ランスへは、パリからナント行きの電車に乗るのと同じくらいの時間がかかっていたのに、TGVが通った今では、ポルト・ドゥ・ヴェルサイユへ行くのと同じくらいの距離感覚になった。45分で、整頓されてはいるが人が言うほど静寂ではない、この綺麗な街に到着する。電気療法のマーケティングと強迫的な幸福感は、この街とこの街のワインが、静寂であった試しがなく、むしろ泡立ちが良かったことを思い出させる。
他の地方と比べてみても、ガストロノミーは常にいい位置にいた。
ボルドーのレストランにある従順さには欠けるが、大抵、現地のクリュでできた行儀の良さを感じる、軽い料理が頂ける。
最近では、ディディエ・エレナ(デュカス出身、ニューヨーク経験)がクレィエールへ到来したことで、先見的ではあったが、アシエット・シャンプノワーズのアルノー・ラルマンと共に、ガストロノミーのシーンにより拍車がかかってきた。
写真、コミュニケーション、料理界戦場への突進。
この2件のレストランの間に喧騒を起こすためというだけに、それ以上のことはすべきではなかった。今日、レストランは比較されない為に全力を尽くしている。
現実はしかし、簡単ではない。
片方が生々しいゲームに身を投げたとしよう。
札当てゲームみたいに誰にも気づかれないようにしながら、レストラン同士の料理をすり替えもできるんじゃないか。(例えば、フォアグラとマグロの一皿みたいに)
シェフをしきりに減速させる不安とともに、時代が柔和な精神分裂症へとむかっているのは確かだ。
続きはこちらから(仏語)ランス 精神分裂症気味の快感
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