開けっぴろげに話してしまうと、もし新しいレストランを発掘するという目的がなければ、車で4時間以上かけてまで、トスカーナへ下る必要はないと思う。
アルバで有名な白トリュフは、サン・ミニアート地方が特産地だが、南イタリアのプッリャ州でだって、質のいい白トリュフにありつける。テロワールと微気候があれば事に足るからだ。
微気候に関しては、どこにもあるだろう、ほら僕らのパソコン上にだって。
2件のおすすめアドレスをご紹介。
始めに、文明の発展を感じるフィレンツェのいいホテル Marigolle。
車がぶんぶん走り狂う場所から数百メートルしか離れていないのに、この静けさは嬉しいサプライズ。朝食も快適でエレガント。
そのすぐとなりに、かなりいいレストラン、Bile を発見。
常連客しかいない、本物のうまいレストラン。光を放つオーナーは、おばあちゃんが陰に潜む厨房から出される本日の料理を次々に運んでくる。
これは最高で、力まず、真っ向から歓迎されている気分に浸れる。
セピア色で柔和な雰囲気。
カボチャのポタージュやグリルした豚の背肉等の誠実な料理。
黄金のワイン、Vino santo の中に浸る小さなアーモンドのビスケット。
Marigolle
T. 0039 05 52 28 69 10
120€〜
Photo / F.Simon
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