日本はあまりにも天気がよくて、気温は22度にもあがった。
こんな気候のなか、散歩に出るのもいいもんだ。それも、ただ歩くだけではなく、ぶらぶら歩かなければならない。
バルザックはこう言った。
「ぶらぶら歩くことは科学である。ガストロノミー的視界。散歩することは細々と生きること、ぶらぶら歩くことは生きることである。」
だから今回、僕は彼のアドバイスに従った。
本能に従って生きる。
色や太陽の範囲、装飾の中に溶けるがままにしておくこと。
銀座にいた僕は、ランチの時間が始まるのを待っていた。この交差点に30分以上はいただろう。僕は道の真ん中で牛になって、車に挟まれた高速バスを眺めていた。
そんな様子を眺めている閑人は必ず3人くらいいる。
僕がその3人の中に数えられたことはもうお分かりだろう。
コメント