ここ最近、僕の鼻歌が耐えないことにお気づきだろう。誰がなんと言おうと、うまいものばかり食べ歩いているからだ。
しかし、大阪にある「ル・カネトン」というワインバーがいい例だが、失敗することもある。今回は、僕に情報を提供してくれている人へのお礼もかねて、割といい感じのこのバーへ飲みに入った。
ずいぶん待たされてやってきたコート・デュ・ローヌの白はぬるくて、ボーヌのドゥーベ・ノーダンがつくるクロ・デュ・ロワ1969年ものは、ずいぶん前から死亡していたワインだった。
会計に関しては、数皿のおつまみ込みで、死人も目覚める5万1870円(414ユーロ!)。店を後にした僕らを、店員全員が歩道まで出てきて長々とお礼をしてくれたわけも納得できる。
Photo/F.Simon
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