客のせいで、その表情ががらんと変わってしまうレストランには、いつも動揺させられる。ここ、ラ・バスティッド・オデオンがその一つだ。
インスピレーションを受けた南仏の料理は、春のそら豆と一緒に煮込まれた仔羊のプランタニエがいい例で、太陽光を感じる内装なのに、客のほとんどがアングロサクソン。作家のピーター・マイル風に、僕らをパリやブロヴァンスのステレオタイプへと、追い込んでいった。
スライドの中で過ごす時間も、悪くはない。ステレオタイプの中にいるよりもいいかも。
La Bastide Odéon
7, rue Corneille - 75006 Paris
Tel : 01 43 26 03 65
火曜〜土曜 12時30分〜14時/19時30分〜22時30分
ランチコース 22、90ユーロ
ディナーコース 32ユーロ
Photo/F.Simon
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