もし、パンクロック調の居酒屋をお探しなら、ここがおすすめだ。焼き鳥、野菜の煮込み等、外れのない小皿料理が、執拗にも、日本酒をがぶがぶやりながら頂ける。APC風な東京が味わえる。一人約2000円
かなり神経のたった音楽だが、極度ではない。ヨーロッパの古いノスタルジーにはまるが、ここはタバコの煙がすごかった。
駒沢通りと山手通りの間。
店に電話をかけてから向かうべき。03-5459-3431
Photos / F.Simon
もし、パンクロック調の居酒屋をお探しなら、ここがおすすめだ。焼き鳥、野菜の煮込み等、外れのない小皿料理が、執拗にも、日本酒をがぶがぶやりながら頂ける。APC風な東京が味わえる。一人約2000円
かなり神経のたった音楽だが、極度ではない。ヨーロッパの古いノスタルジーにはまるが、ここはタバコの煙がすごかった。
駒沢通りと山手通りの間。
店に電話をかけてから向かうべき。03-5459-3431
Photos / F.Simon
もし、失敗することなく軽い手土産を手早くお探しなら、ここがおすすめ。銀座にある7階建ての建物には、紙、えんぴつ、ノート、スカーフ、華麗で小さな鞄等がぎっしりと詰まっている。
伊東屋
東京都中央区銀座2-7-15
電話 03-3561-8311
伊東屋から程近い通りにある、この町一番のもなか屋もおすすめ。
空也
東京都中央区銀座6-7-19
電話 03-3571-3304
Photo / F.Simon
六本木ヒルズの巨大な複合施設の中で、森美術館は、この町にきたら見逃せない観光スポットだろう。
34メートルの高さがある入り口と、円錐型をした目ざましい54階だての高層ビル。現在、窓をテーマにした、「フレンチ・ウィンドウ展」が開かれている。
フードストリートには、数え切れないくらいのレストランが軒を連ね、その中でも「アトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」は、外から見るだけでも価値があり、その上すごいサンドイッチがテイクアウトもできる。
日本産牛肉を試してみるなら、Oak Foor がもってこいだ。肉を熟成させている部屋がすごい。約7千円。
Photo / F.Simon
3300万人もの人口を抱える東京の街は、世界でも人口密度が高い都市の一つである。この街は、内輪だけの贅沢、秘密の何かを体系的に培っている。その事実はまず、その表情から察知できる。
ここでは、半秒後に、心に釘がささるような出来事が起こるのを、予知できる者はいない。恐いものがまるでない。まるで、演劇で使う仮面のように、平然とした顔で、性格さえ表に出さずにいる。
そんな東京の街が、恒星的空間に変身するときがある。まるで未知の街になってしまうかのように。
騒音の激しい電気屋の、耳障りなカオスが常置する。洞穴学のような親密さに出くわしたときには、描写できない歓喜を感じるだろう。
新宿の交差点を、何千もの人間が行き交うのを目にしていると、アリさえそれをねたむに違いない。東京の街は、来客にとっては完全に透き通っている街のように思われる。ここでは、楓の花の色から、トロの脂身の比率バリエーションまで、すべてが表現されている。
街は、そのままの自分を見せてくれる。バリエーションと雰囲気のコンポジション。壮大な商店が、それよりいっそうエスカレートしていく。伊勢丹では、55種類もの塩が販売され、熱狂したネオンはそれを越すものがない。気違いかと思うくらいの魚市場、築地。
そんな東京も、時として、又違う顔をもった街、もっと繊細で、派手さと横柄さにかける街に融合していく瞬間がある。結局、東京は、近郊の街との共立性のおかげで、一つの街の形をとっているのだ。だから、東京は、魅力的で、平穏で、優しくてセンセーショナルな街になる。
活気に満ちた街にも、地方と同じ月の影がおちると気づく。人の心のように。
汐留パークホテル ここは、お勧めホテルのひとつだ。銀座から歩いて2分の汐留に位置するパークホテルは、完璧にモダン化された部屋と、笑顔溢れるサービスが、愚痴ばかり足れるフランス人のしわを伸ばしてくれるに違いない。レストランは、パリでも「ステラマリス」を経営する、吉野建シェフがコンサルタントに入り、基盤がいい。 もし、もっとノスタルジックなホテルをお探しでも、キャピトル東急ホテルは、少し時代遅れだろう。このホテルは、1966年、ビートルズが来日したときに使っていたホテルで、当時のヒルトンである。その巨大な建物には、254部屋もの客室が設けられている。 その代わりに、ヒルトップホテルがもってこいだ。1954年に建築され年期の入った部分と、イスが9つしかない付属のバー「モンモン」は、魅力的である。このホテルの天ぷらは、すごいと聞いた。 また、東京にきたなら、ラブホテルを経験しないわけにはいかない。日中なら、一時間刻みで滞在できるが、一人で行かないほうがいい。神谷町下車の歌舞伎町か、渋谷の地区に多々ある。
Photos / F.Simon パークホテルからの眺め
南北120キロ、東西180キロに広がる福島県は、他県と比べてもその面積は広大である。その福島県を回りながら、宗像剛氏とランチを共にした。建築家、企業家、そしてレストラン業界にも肩書きを持つ彼は、郡山市に、レストランを含む総合施設を所有している。その名もアーマ・テラス。
僕らは、写真のトマトや豚のコンフィのような、いい表現のランチを軽くすませた。この後、東京で頂くことになるティスティングディナーより、しっかりとした料理だった。
サーモン風のますと少しの野菜、庭で収穫されたいちごは、どれもうまかった。
その日の夜、鏡の前に立って、自分の顔を観察してみた。舌に毛も生えてないし、耳も粉々になっていない。この地方で穫れる野菜に対する悪評で、農業界は、真剣なダメージを受け続けるだろう。この現状に失望し、自殺した人もいるという。しかし多くは、強い意志を持って戦い続け、新たな地方呼称を考え始めている。
Photos / François Simon