いい韓国料理の「キッチン・マ」を後にして、もう少し道を上って行くと、お持ち帰りがメインの日本料理の店がオープンしていた。テーブル席も少しあって、季節を意識した魅力的な弁当が食べられる。かなりおすすめの一件。小さな家のなかにいるような、かわいい内装。これ以上何が言えようか。Go go go!
12ユーロ。
Mussubï
89, rue d'Hauteville
75010 Paris
Tel : 01 42 46 31 02
Photo/F.Simon
投稿情報: 19:54 カテゴリー: パリ10区のレストラン | 個別ページ | コメント (0)
投稿情報: 19:45 カテゴリー: パリ10区のレストラン | 個別ページ | コメント (0)
もし、こんな状態が続いていくようなら、ガストロノミーの世界は素晴らしいものになるだろう。親切心が帰ってきたのだ。もちろん、おなじみの、傲慢で、うざったくて、本当につらくなるようなレストランは、今でも十分存在する。僕らが既知の、フランス料理のレストランや、ビストロだ。その中でも、少しずつ、事態を把握しかけている店も存在する。しかし、親切心がしっかり浸透するまでは、もう一世代かかるだろう。
パリで外国料理を出す、新顔レストランは、元気で笑顔のいいサービスが、特徴的だ。たとえば、英国バーの「アルビオン」、ワインバースタイルの「フィッシュ・ラボワソノリー」、「スミラ」等。
彼らのご機嫌度のおかげで、食事が一段とおいしくなる。だから、今まで考えられなかった話だが、レストランで、快適な思いができてしまう。この喜びをもっと味わうために、デザートを頼んで、カフェを頼んで、またもう一杯、カフェを頼む。それでも、まだ帰りたくないくらい。
この新しい傾向の発端は、単純にも、「常識」からきている。レストランは、服従の場でもないし、命令される場でもない。状況によっては、この「常識」のおかげで、まずい料理までが、おいしく思えてくるかもしれない。
Albion
80, rue du Faubourg-Poissonnière
75010 Paris
Fish La Boissonnerie
69, rue de Seine
75006 Paris
Semilla
54, rue de Seine
75006 Paris
Photo / F.Simon
投稿情報: 10:55 カテゴリー: パリ10区のレストラン, パリ6区のレストラン | 個別ページ | コメント (0)
ナイーブか?単純でないことは確かだ。この間の雨がやんだ時に、生まれてきたようなレストラン。
いいレストランなら、やるべきことが「客の明確な要求に答えるだけでいい」ということを心得ている。いい雰囲気のなかで、いい時間を過ごすこと。前バーマンのハイデン・クルー Hayden Clout と、セーヌ通りのレストラン「フィッシュ・ラボワソノリー」の前シェフ、マット・オング Matt Ong が、まず思ったのは、このことだろう。それ以外は、もう答えが出ている。「フィッシュ・ラボワソノリー」もそうだが、ウィリーズ・ワインバー Willi's Wine Bar やジュビニル Juveniles にみられるようなタイプのレストラン。つまり、気品があって、シックなワインバー。
料理
前述したレストランは皆、同様のシンプルさを持っている。いい食材をみつけて、それにあった料理を作る。ヤギチーズが添えられた、ビーツのサラダは、当然のようにうまい。鴨のマグレとニンニク風味のピューレとミニポワロー。ブイヤーベース風の鱈で、ウイキョウのピューレが添えられてきた。子牛と白アスパラガスは、赤果実のソース添え。これらの料理がうまいのは、シェフが厨房に入る前、冷静に試行錯誤し、それを頭の中で、3Dで実演しているからに違いない。
少し温かいリンゴとぶどうのクランブルは、バニラ風味の生クリーム添え。
客層
いいレストラン探しに目がない連中、9区からやってきた裏切り者、若い女の子にかこまれた、三日ひげの男。
サービス
ピンク色のアクセントで親和的。
Albion
80, rue du Faubourg-Poissonnière - 75010 Paris
Tel : 01 42 46 02 44
メトロ Poissonnière
一人25ユーロから40ユーロ
Photos/F.Simon
投稿情報: 16:39 カテゴリー: パリ10区のレストラン | 個別ページ | コメント (0)
サンマルタン運河のそばにあるこのレストランは、料理が簡単すぎるにしても、僕が以前から好んで足を運ぶ店である。黒ブーダンを温め直すだけの小さなオーブンだけ、というのは、どうも気がかりだった。しかし、幸せで軽率な宵を過ごすための最高なワインが、ずらりと並ぶ。レストランに、これ以上、何を望めることができようか?
しかしどうやら最近、速度を上げて、独自の料理を作り、塀を乗り越え始めたらしい。速度を上げるって?つまり、一刀両断して、前方へ身をかわすこと。
僕は、ミルクみたいにどんどん(ワインを)飲み干す、友人2人と一緒に、ぺったり座りこんで(いい宵には必須な姿勢)、最高の時間を過ごした。
店を後にした時、再び店の戸を押す自分が想像できた。どういう意味かおわかりだろう。
写真は、今、僕がやみつきのチーズ、ブラータと、ピューレを少しだけ。
Le Verre Volé
67, rue de Lancry - 75010 Paris
Tel : 01 48 03 17 34
1人約40ユーロ
Map
Photos/F.Simon
投稿情報: 22:14 カテゴリー: パリ10区のレストラン | 個別ページ | コメント (0)