渋っていても仕方がないから、パサダに行った感想を話すことにしよう。
結果からしてみると、「1つ星か2つ星の価値があるだろう、いいマルセイユのレストラン」だった。
土曜日のフィガロの記事で、もう少し詳しく話すつもりだが、このレストランが3つ星になるということで、過去に見てきたダローズやポーセル兄弟の二の舞になりはしないかと、不安になってしまう。
つまり、今までのバランスを崩しはしないだろうか、ということ。
ミシュランが過剰評価を与えるまで、ここは権限のあるレストランだった。
この結果に度肝を抜いた客は、ちょっとその価値はなくともある程度いい料理に、失望してしまうという事態。
ことはいたってシンプルだ。
つまり、誤解と、傷いた人間と不満を隠せない人間を生んだだけって話。
Photo/F.Simon
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