ミシュラン2009年版。
大したことないね。
ラムゼイの2つ星とジュール・ヴェルヌの1つ星を除いたら、何も飛びつくような話題性はない。両者(レストラン側とミシュラン側)和解の結果か、息切れ気味のマーケティング効果が丸見えだ。
ブリストルのフレションとリッツのロッス。このガイドブックがこの数年間閉じこもり続けた結果とでもいえる罠でしかない。審査結果が「従順でよく動くギャルソンを抱え、美食的に適正で、素直で熱心な料理をつくるレストラン」ときた。
何も興味をそそられない。生き生きとした反抗的なガストロノミーと、規則正しいその他のガストロノミーの分け目をはっきり位置づけたくらいだ。
この生温いガイドブックを前に、正直言って僕は少し悲しかった。
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