このホテルが今回の小旅行で一番良かった。
石壁、テラス、ゼラニウムが溢れる村の町並みは、こちらを無防備にさせるくらい魅力的だった。夏場も特に混雑しない。夜になるとささやかで親しみ深い幸福な時間が過ごせる。
ホテルは理想的な立地条件で、いいテラスを備えていた。
料理に関しては、バスク地方の布で出来たすごいカーテンをよじ上れるくらいの感激は受けないが、このホテル中に漂う温かみがすぐに伝わってくる。つまり、16世紀に建てられたバスク地方の美しい建物に彷徨う、代々引き継がれた魂を肌に感じる。
オーナーの息子、ジャン=バティスト・フォゴアガ Jean-Baptiste Fogoaga が僕らを出迎えてくれ、彼自身が手頃な値段のワインが並ぶワインメニューもすすめてくれる。(ソシアンド・マレ2001年ものが50ユ—ロ!)
そら豆と鴨の砂肝のサラダ、ウサギの蜂蜜風味、そして締めくくりは、羊乳のカイエのクレーム・ブリュレ。これ全部で23ユーロはすごい。
魅力的な客室が80ユーロから。裏側に面している部屋がお勧めだ。
バスク地方のセンチメンタル溢れる最高な朝食つき。
Hotel Arraya
Bourg, 64310 Sare
T. 05 59 54 20 46
www.arraya.com
Photo/F.Simon
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