自負心があっても当然だろう。イタリアで、2009年度ピザの準チャンピオンに選ばれた。大したものだ。このコンテストは、少々現実味にはかけるとしても、すごいシェフばかりが名を連ねていたことだろう。そんな中で、ジーノとアルレットが準チャンピオンの座を射止めた。
彼らのレストランは、理論上「イル・カンピニシーモ」といって、いつも一杯である。それは理論的であり、その価値もある。茫然自失してもおかしくない。
賞を得たピザを頂いた。が、ひっくり返るほどでもなかった。
かりかりの生地はいいにしても、フォアグラとその仲間達(悲惨な帆立貝等)を始め、冷蔵庫掃除をした後の残り食材的な具のようなものがのせられていた。
全部で33ユーロ。
シンプルなピザを注文するべきだったのだろう。
ある種の美容院のウィンドーに「2002年、2003年、2004年の世界チャンピオン」と書かれているように、誇張されたタイトルは、忘れてしまうべきである。
Il campionissimo
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Photo/F.Simon
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