夕食の時間はおのずとやってくる。それなのにおかしな話が、この店ではティケッティ Ciccheti の容赦ない襲撃を前に、その時間は尻込みを始める。
ヴェネツィア風のタパス、ティケッティは、白ワインと一緒に流し込まれた。
正直言って、僕は小さな気質の持ち主だから、アペリティフだけで簡単にノックアウトしてしまい、食事にありつくころには、処刑実行を懇願しているありさまだった。
しかし、どうしたことか、ここヴェネツィアでは、水の上を滑りはねる平たい石のように、僕はその饒舌ぶりと食欲旺盛な面で、大変うまく過ごせた。
僕が気に入ったレストランは、特にオリジナル性があるわけ ではなく、ただすごくうまい、というだけである。
「トラットリア・カ・ドロ」は、Ca' d'Oro の桟橋の前にある小道で、折りたたむように佇まっていた。ランプの傘やレストランの客席、そしてバーの雰囲気も、かなりいい。
更によかったのが、天井からぶら下がっている銅ナベと暖かい微光が印象的な、「ラ・カンティーナ・ド・モリ」。
最後に、うまく裾上げだれた店をもう一 件。アンドレアとフランシスコの「ラ・カンティーナ」は、自家製のビール(La Morgana)がうまいばかりか、歩行者道路に面した店の雰囲気もいい。いいものが食べられる本物で純真なレストラン。
Trattoria Ca’ d’Oro “Alla Vedova”
La Cantina do Mori - San Polo 429 (Rialtoのそば)
La Cantina - Cannaregio 3689, Strada Nuova
Photos/F.Simon
ヴェネツィア風のタパス、ティケッティは、白ワインと一緒に流し込まれた。
正直言って、僕は小さな気質の持ち主だから、アペリティフだけで簡単にノックアウトしてしまい、食事にありつくころには、処刑実行を懇願しているありさまだった。
しかし、どうしたことか、ここヴェネツィアでは、水の上を滑りはねる平たい石のように、僕はその饒舌ぶりと食欲旺盛な面で、大変うまく過ごせた。
僕が気に入ったレストランは、特にオリジナル性があるわけ ではなく、ただすごくうまい、というだけである。
「トラットリア・カ・ドロ」は、Ca' d'Oro の桟橋の前にある小道で、折りたたむように佇まっていた。ランプの傘やレストランの客席、そしてバーの雰囲気も、かなりいい。
更によかったのが、天井からぶら下がっている銅ナベと暖かい微光が印象的な、「ラ・カンティーナ・ド・モリ」。
最後に、うまく裾上げだれた店をもう一 件。アンドレアとフランシスコの「ラ・カンティーナ」は、自家製のビール(La Morgana)がうまいばかりか、歩行者道路に面した店の雰囲気もいい。いいものが食べられる本物で純真なレストラン。
Trattoria Ca’ d’Oro “Alla Vedova”
La Cantina do Mori - San Polo 429 (Rialtoのそば)
La Cantina - Cannaregio 3689, Strada Nuova
Photos/F.Simon
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