今朝ちょっとだけガッタリしてしまったことを、白状しなければならない。
シシリア島のタオルミーナの空は、厚い雲で覆われていた。
ね、残念でしょう?
でも実の話、仕事が山ほどあるから、こんな天気も悪くはないかも。
今回は作家トルーマン・カポーティを追いかけての旅。
彼は1950年から1951年にかけての2年間、この土地で、ニュースから手紙にいたるまで、あらゆるものを書き続けた。
1950年5月15日に、アンドリュー・ライドンに当てた手紙の中で、彼はこう綴る。
「ジッドの娘がついてきたが、彼女にはかなり驚かされた。まず第一に、彼女が木製のフライパンみたいにブスだったからと、僕が思っていたよりもずいぶんと若かったからだ。23か4歳前後だったろう。この老いた雌ヤギが、ここで何の役に立つというのか?」
Photo/F.Simon
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