フーディングディナーを目前に、怖気づいてきた。
当日使用する予定の材料が、日々変更され、カボチャより栗カボチャを使った方がより風味がいいみたいなので、そうすることにした。
結局、挑戦したかったクイニーアマンも断念することにした。
作る過程であやうい部分がありすぎるうえ、このデザートは例にないくらい胃に重たいときた。仕上げには何時間もかかるというのに、出来上がりに保証がないのはかなりつらいということもある。だから、デザートはマルセラ酒か日本酒のサバイヨンがついた、ノワゼットと塩味キャラメルのマカロンに決定した。
残るはメイン料理。
10羽余りの鶏肉を加熱するために、大きなグリル機を借りた。
今までこの手の機械で鶏を焼いたことがなかったため、かなり厳しい状況である。
多くのレストランがそうしているように、あらかじめ鶏を加熱しておくべきか。それとも家で調理する時みたいにするべきか。まるで埒があかない。
このスペシャルな夜のために、作曲しようとも試みたが、それも断念した。室内騒音くらいいい音楽はないだろうから、あえて装飾音楽を加える必要はない・・・と信じる。
予約受付は、毎朝フーディングサイトから。
無料。