これには、僕も完全に狂ってしまった。子供達は、悪げなく僕をマクドナルドへと連れて行く。そこで僕は、マック・フルリーへまっしぐら、というわけだ。
マクドナルドの内装は、決して陽気なものではない。しかし、スーパーやレジを並ぶ客の列、騒音やフライドポテトのにおいやマクドナルドの鬱病的なラッシュに、いちいち文句をつける必要があるだろうか。
高校に近くに位置するマクドナルドなんかは、特にそうだが、ご機嫌でバカ笑いできる雰囲気を目にすることも多々ある。特に、1997年にカナダで発明されたマック・フルリーなんかは、最高の代物だ。
マック・フルリー(フルリーは騒音の意)は、紙コップの中に収まり、まるで無害物を演じる。しかし、カップの中で、砂漠の熱風はその息の根を吹き返す。
凍らせたミルクの上にのせるソースは、自分で選べる。ブラックチョコレート、ホワイトチョコレート、キャラメル、いちごキャラメル。さらに、愚劣なトッピングとして、M&M's、キャランバー、スマーティーズ、ピーカンナッツ、ダイム等がチョイスできる。
紙コップの蓋を閉めたら、穴へひだ状のスプーン入れ、口の中へと流し込む。我慢できないほどうまい。
意見の差はあるものの、通常なら、吠えてしまうか、ニャーと鳴いてしまうかだ。
マクドナルドを後にして、ずんぶん距離を置いてから、それを食べ始めることをおすすめする。でないと、また引き返して、長い列をつくるはめになるからね。
マクドナルド
40, boulevard Haussmann - 75009 Paris
Tel : 01 42 82 34 56
ほか、パリに多数
Mac Flurry 2,50€ (20 cl)
Photo/F.Simon