SIMON SAYS! JAPON

塩の華の使い方？

レストランででてくる塩の華。これはいい傾向だ。
しかしそれをどうやって使うかといったら別問題。

By F.Simon

パリに数あるレストランの中でも、よく話題に出てくるレストランがだいたい決まってくることは興味深い。
１８区にあるミロワール Miroir 、そしてヴィエイユ・ドュ・タンプル通りにあるグルー Glou。その中に今後はこの店も仲間入り。店の名は「アンテテ L’Entétée」。
気のきいたフレッシュなビストロだ。写真のエイのサラダみたいに、市場の食材を使った女性的な料理が頂ける。
うまくてばか高くない（３０ユーロ台）。
今日のお勧めレストラン。
奥の厨房に近い４人席がお勧め。少し短いワインメニューが残念。

L’Entétée
4, rue Danville - 75014 Paris
T. 01 40 47 56 81
Web

パリ１４区のレストラン

Photo/F.Simon

ジャック・ラムローズ６２歳。サローン・エ・ロワール地方シャニーにある、姓をそのまま名付けたホテル＆レストランのオーナーである。
その彼が、この２月１日に彼の３つ星レストランを含む施設を売却したことをAFPが報道した。
彼曰く、「妻と私はこの業界から少し距離を置くことに決めました。今後は私たちの甥であるフレデリック・ラミーが、この施設を経営していきます。つまり、親戚相続といったところですね。」
オリヴィエ・ロランジェの一件の後、高級レストランのオーナーシェフが疲労の年月を過ごした後に、自由を深究する人生に切り替える決心をするようになった。
残った３つ星シェフの中で、創造性や喜び、興奮を常に持続していくのは一体誰だろう。すごい結果になりそうだ。

Hotel&Restaurant Lameloise

By F.Simon

リタが指揮をとるワインの試飲会を、どうして今までここで紹介しなかったのかが不思議なくらいだ。
場所はイデア・ヴィーノ。毎週金曜と土曜の午後２時半から夜の８時まで開催されている。毎回、才能があったり、各地域で注目されているワイン生産者を招いての試飲会だ。セレクトされたワインが自由に試飲できて、値段も例外的に低く提示されている。

不躾な僕は、実は今まで、この試飲会へ足を運んだことがなかった。
僕的には平日の人が少ない合間をみて行くほうがいい。選んだワインをリタが真剣に語ってくれる最高の時間が過ごせる。

ここで暴露してしまうが、僕は家でイタリアワインを開けることがほとんどない。きっと、イタリアワインが容赦なしにべらべらと話し始めるワインでありがちだからだろう。イタリアワインは太陽のにおいがして、たいていいつも上機嫌だ。僕の口の中で、すべてをさらけ出し、口づけされている感覚にひたらせれくれる。

さて、イデア・ヴィーノの店内には上質バスタのすごい「壁」がある。それからソースも。オリーブオイルの種類ときたらあいた口がふさがらない。
想像しただけですぐに店にもどりたくなるが、みなさんが僕の代わりに足を運んでくれたらなおさらよかろう。

88, av. Parmentier – 75011 Paris
メトロ　Parmentier

T. 01 43 57 10 34

全食材がインターネットから注文可能：www.idea-vino.fr

Photo/F.Simon

リタの試飲会ワインリスト


１月２３日（金）２４日（土）
Fertuna . toscane, Plato 2005 Fertuna, Lodai2006 Fertuna, Messio 2004 Fertuna

１月３０日（金）３１日（土）
Di Majo Norante . molise, Ramitello Biferno 2005, Contado Aglianico 2005, Don Luigi 2005

２月６日（金）７日（土）
Cusumano . sicile, Angimbé 2007, Benuara 2007, Syrah 2007

２月１３日（金）１４日（土）
Marcarini . piémont, Moscato d'Asti Marcarini 2008,Dolcetto d'Alba Fontanazza 2006
Dolcetto Boschi di Berri 2006

２月２０日（金）２１日（土）
Maculan . vénétie, Bidibi 2007, Brentino 2006, Pinot Nero 2006

２月２７日（金）２８日（土）
Paola Rinaldini . émilie-romagne, Lambrusco Vecchio Moro, Vigna del Picchio 2004, Moro del Moro 2001

何回繰り返し言ったらわかってもらえるだろう。 アイスクリームは、よく冷やされたクリームであって、カチンカチンの固体ではない。 わかった？

By F.Simon

ランチには、牛肉とコリアンダーが入ったうまいフォースープがもってこいだ。
１７区のルノカン通りとギヨーム・テル通りの角に、最高の店がある。

その名も「ル・ネム」。
たくましい牛肉のサラダや自家製の春巻きもいい。確かに注文してから少し待たされるが、ここでは苛立つどころか、逆にほっとしてしてしまう。
オーナーの笑顔がやまないサービス。さらに、オーナーの娘は、僕の連れの言葉を借りると、「ひっくり返るくらい綺麗な女の子」。
大金をもってくる必要のない店。（この日は連れのおごりだった）

Le Nem
67, Rue Rennequin – 75017 Paris
T. 01 47 66 54 41
土日休み
Map

Photo/F.Simon

以前下見に来たときには、何か本物の隠れ家的なものを感じた。バーの奥に隠れたホテルのレストランをご想像いただきたい。ウェストミンスターを筆頭に、それらは大抵かなり上質で、一皿食べただけで十分納得がいく。

今回はホテル・スクリブの「カフェ・リュミエール」。

親切なおもてなしとたいしたことない客層、そしてそれらに比例した料理。

たらの料理とエクレアを各２人前、コーヒーを２杯ずつと８ユーロもするサンペリグリノで、９６ユーロ。

ちょっと高いんじゃない？また来るか？ノン。

Photo/F.Simon

日本料理レストランは、常にパリにあったわけではない。
一番古いレストランは、オペラ界隈にある「たから」。
ドアを押して中に入ると、そこはもうニッポン。

YouTube: Takara

たから
14, Rue Molière - 75001 Paris
T. 01 42 96 08 38
Map
By F.Simon

料理雑誌「レギャル」の前編集長だったジュリアン・フォアンが開いたレストランの効力を口ずさみにやってきたのは、僕一人ではないはず。
これはよかった。
店はそうなりたかった通りに、ただうまくて感じもいい。ブルターニュのユー島でとれた白マグロ、小さなサーディン、イベリコべヨータ豚のロモ、田舎風パテ、豚の胸肉のコンフィ、マダガスカル島でとれた野生えびにペストとサツマイモのピューレ（写真）、２４ヶ月熟成の風味がいいコンテ等。お気に入りワインの突風も忘れてはいけない。
この日はすごくいいソワレをすごした。

Glou
101, rue Vieille du Temple - 75003 Paris
T. 01 42 74 44 32
火曜定休
Map

Photo/F.Simon

たしかにマーケティング効果が見え見えなのはわかるが、それがうまければ個人的には言うことない。
大きめの手くらいの大きさのサンドイッチが１ユーロ。正直なハムか、まあいけるタラマ入り。
綺麗な内装と笑顔のサービス。サンドイッチは注文後に目の前でテキパキとつくられる。
言うことないが、規律正しいマーケティング効果の味がするサンドイッチ。
www.goutu1.com
Map

Photo/F.Simon

アンテテ フーディーのご贔屓アドレス

パリに数あるレストランの中でも、よく話題に出てくるレストランがだいたい決まってくることは興味深い。
１８区にあるミロワール Miroir 、そしてヴィエイユ・ドュ・タンプル通りにあるグルー Glou。その中に今後はこの店も仲間入り。店の名は「アンテテ L’Entétée」。
気のきいたフレッシュなビストロだ。写真のエイのサラダみたいに、市場の食材を使った女性的な料理が頂ける。
うまくてばか高くない（３０ユーロ台）。
今日のお勧めレストラン。
奥の厨房に近い４人席がお勧め。少し短いワインメニューが残念。

L’Entétée
4, rue Danville - 75014 Paris
T. 01 40 47 56 81
Web

パリ１４区のレストラン

Photo/F.Simon

ほら、また一人

ジャック・ラムローズ６２歳。サローン・エ・ロワール地方シャニーにある、姓をそのまま名付けたホテル＆レストランのオーナーである。
その彼が、この２月１日に彼の３つ星レストランを含む施設を売却したことをAFPが報道した。
彼曰く、「妻と私はこの業界から少し距離を置くことに決めました。今後は私たちの甥であるフレデリック・ラミーが、この施設を経営していきます。つまり、親戚相続といったところですね。」
オリヴィエ・ロランジェの一件の後、高級レストランのオーナーシェフが疲労の年月を過ごした後に、自由を深究する人生に切り替える決心をするようになった。
残った３つ星シェフの中で、創造性や喜び、興奮を常に持続していくのは一体誰だろう。すごい結果になりそうだ。

Hotel&Restaurant Lameloise

By F.Simon

イデア・ヴィーノ リタの試飲会を見逃すな

リタが指揮をとるワインの試飲会を、どうして今までここで紹介しなかったのかが不思議なくらいだ。
場所はイデア・ヴィーノ。毎週金曜と土曜の午後２時半から夜の８時まで開催されている。毎回、才能があったり、各地域で注目されているワイン生産者を招いての試飲会だ。セレクトされたワインが自由に試飲できて、値段も例外的に低く提示されている。

不躾な僕は、実は今まで、この試飲会へ足を運んだことがなかった。
僕的には平日の人が少ない合間をみて行くほうがいい。選んだワインをリタが真剣に語ってくれる最高の時間が過ごせる。

ここで暴露してしまうが、僕は家でイタリアワインを開けることがほとんどない。きっと、イタリアワインが容赦なしにべらべらと話し始めるワインでありがちだからだろう。イタリアワインは太陽のにおいがして、たいていいつも上機嫌だ。僕の口の中で、すべてをさらけ出し、口づけされている感覚にひたらせれくれる。

さて、イデア・ヴィーノの店内には上質バスタのすごい「壁」がある。それからソースも。オリーブオイルの種類ときたらあいた口がふさがらない。
想像しただけですぐに店にもどりたくなるが、みなさんが僕の代わりに足を運んでくれたらなおさらよかろう。

88, av. Parmentier – 75011 Paris
メトロ　Parmentier

T. 01 43 57 10 34

全食材がインターネットから注文可能：www.idea-vino.fr

Photo/F.Simon

リタの試飲会ワインリスト


１月２３日（金）２４日（土）
Fertuna . toscane, Plato 2005 Fertuna, Lodai2006 Fertuna, Messio 2004 Fertuna

１月３０日（金）３１日（土）
Di Majo Norante . molise, Ramitello Biferno 2005, Contado Aglianico 2005, Don Luigi 2005

２月６日（金）７日（土）
Cusumano . sicile, Angimbé 2007, Benuara 2007, Syrah 2007

２月１３日（金）１４日（土）
Marcarini . piémont, Moscato d'Asti Marcarini 2008,Dolcetto d'Alba Fontanazza 2006
Dolcetto Boschi di Berri 2006

２月２０日（金）２１日（土）
Maculan . vénétie, Bidibi 2007, Brentino 2006, Pinot Nero 2006

２月２７日（金）２８日（土）
Paola Rinaldini . émilie-romagne, Lambrusco Vecchio Moro, Vigna del Picchio 2004, Moro del Moro 2001

かちかちのアイス

何回繰り返し言ったらわかってもらえるだろう。 アイスクリームは、よく冷やされたクリームであって、カチンカチンの固体ではない。 わかった？

By F.Simon

ル・ネムでフォースープ

ランチには、牛肉とコリアンダーが入ったうまいフォースープがもってこいだ。
１７区のルノカン通りとギヨーム・テル通りの角に、最高の店がある。

その名も「ル・ネム」。
たくましい牛肉のサラダや自家製の春巻きもいい。確かに注文してから少し待たされるが、ここでは苛立つどころか、逆にほっとしてしてしまう。
オーナーの笑顔がやまないサービス。さらに、オーナーの娘は、僕の連れの言葉を借りると、「ひっくり返るくらい綺麗な女の子」。
大金をもってくる必要のない店。（この日は連れのおごりだった）

Le Nem
67, Rue Rennequin – 75017 Paris
T. 01 47 66 54 41
土日休み
Map

Photo/F.Simon

スクリブのカフェリュミエール

以前下見に来たときには、何か本物の隠れ家的なものを感じた。バーの奥に隠れたホテルのレストランをご想像いただきたい。ウェストミンスターを筆頭に、それらは大抵かなり上質で、一皿食べただけで十分納得がいく。

今回はホテル・スクリブの「カフェ・リュミエール」。

親切なおもてなしとたいしたことない客層、そしてそれらに比例した料理。

たらの料理とエクレアを各２人前、コーヒーを２杯ずつと８ユーロもするサンペリグリノで、９６ユーロ。

ちょっと高いんじゃない？また来るか？ノン。

Photo/F.Simon

たから 歴史ある的確さ

日本料理レストランは、常にパリにあったわけではない。
一番古いレストランは、オペラ界隈にある「たから」。
ドアを押して中に入ると、そこはもうニッポン。

YouTube: Takara

たから
14, Rue Molière - 75001 Paris
T. 01 42 96 08 38
Map
By F.Simon

今月のおすすめレストラン GLOU

料理雑誌「レギャル」の前編集長だったジュリアン・フォアンが開いたレストランの効力を口ずさみにやってきたのは、僕一人ではないはず。
これはよかった。
店はそうなりたかった通りに、ただうまくて感じもいい。ブルターニュのユー島でとれた白マグロ、小さなサーディン、イベリコべヨータ豚のロモ、田舎風パテ、豚の胸肉のコンフィ、マダガスカル島でとれた野生えびにペストとサツマイモのピューレ（写真）、２４ヶ月熟成の風味がいいコンテ等。お気に入りワインの突風も忘れてはいけない。
この日はすごくいいソワレをすごした。

Glou
101, rue Vieille du Temple - 75003 Paris
T. 01 42 74 44 32
火曜定休
Map

Photo/F.Simon

GOÜTUで１ユーロのサンドイッチ

たしかにマーケティング効果が見え見えなのはわかるが、それがうまければ個人的には言うことない。
大きめの手くらいの大きさのサンドイッチが１ユーロ。正直なハムか、まあいけるタラマ入り。
綺麗な内装と笑顔のサービス。サンドイッチは注文後に目の前でテキパキとつくられる。
言うことないが、規律正しいマーケティング効果の味がするサンドイッチ。
www.goutu1.com
Map

Photo/F.Simon