少し太陽がさしてきたら物事ははっきり見えてくる。日が沈むとそれらはさらに明確さを増す。
鋭い観察者は、ジャン・ヌーベルとマリオ・ボッタがデザインしたサムソングのイウム Leeum 美術館の屋根に張り付いている、ルイーズ・ブルジョワとその蜘蛛「マモン」を目の当たりにするだろう。
美術館はコンパクトで、素晴らしい焼き物やカリグラフィー、そしてベーコンやマチュー・バーネー、クラン等のモダンアートが展示されていた。
今夜はプラダ・トランスフォーマーでのオープニングパーティーが開催される。
それに続いて街散策を開始することにしよう。ひとまず、午後はすごくいいと聞いていた昌徳宮(チャンドックン)を見学する予定。
疲れから抵抗感が麻痺し、街がようやく僕の体の中に吸収され始めてきた。
Photos/F.Simon