SIMON SAYS! JAPON

レ・ドゥー・ザベイユ 女性的密度の濃厚さ

もしあなたがいい大人で、ちょっと孤独な哀愁を漂わせているかな、とお感じなら、感情的な元気を取り戻すにはもってこいの店がここ。
レ・ドゥー・ザベイユ。
客も店員も女性ばかりで、雄の僕はこの日一人で、ショウガのきいたアボカドと手長エビのサラダとまあ合格なチーズケーキをつついていた。
こんな経験は滅多にない。

Les Deux abeilles
189, rue de l'Université – 75007 Paris
T. 01 45 55 64 04
Map

パリ７区のレストラン

Photo/F.Simon

エリック・フレション ほんとに三つ星シェフ？

By F.Simon

モンパルナス通り。
クレープ屋がずらりと並ぶこの通りに来たら、どこへ入るかは腕相撲をして決めるしかない。
まさにワンワンランド。
雰囲気はいいが、ちょっと変わっていて、それでもここへきたら自然と馴染んでしまう。
果たしてここのガレット・コンプレはうまいのか？
重たくて胃にもたれた。本当に好きでないでないと再度来れない。無宗教的窒息が 9,5 ユーロ。
しかし客足は一向に絶えない。ここだけの話だが、僕は二度とここへは来ないと誓いたい。それでも選択肢がなかったら、サービスの始めにこよう。それでも、満腹すぎて軽い吐き気をもよおす様子が目に見える。
逆方向のガストロノミー。
フィガロスコープにて結果発表。

Josselin
67, Rue du Montparnasse - 75014 Paris
T. 01 43 20 93 50
Map

Photo/F.Simon

いや違う違う。ル・フィガロ紙のタイトルにあう画像の撮影現場にて。
そのタイトルは「ミシュランの火加減は？」
フランス料理界の批評について語った、ボージェとドモランの共著本についても触れている。この両人、批評が平凡になってきたと話す。確かに間違いではない。
インタビューも兼ねた僕の記事はちょっと不思議なものになったが、土曜日の記事をお楽しみに。

Photo/F.Simon

ミシュラン２００９年版。
大したことないね。
ラムゼイの２つ星とジュール・ヴェルヌの１つ星を除いたら、何も飛びつくような話題性はない。両者（レストラン側とミシュラン側）和解の結果か、息切れ気味のマーケティング効果が丸見えだ。
ブリストルのフレションとリッツのロッス。このガイドブックがこの数年間閉じこもり続けた結果とでもいえる罠でしかない。審査結果が「従順でよく動くギャルソンを抱え、美食的に適正で、素直で熱心な料理をつくるレストラン」ときた。
何も興味をそそられない。生き生きとした反抗的なガストロノミーと、規則正しいその他のガストロノミーの分け目をはっきり位置づけたくらいだ。
この生温いガイドブックを前に、正直言って僕は少し悲しかった。

ミシュラン２００９年版。噂はうまく漏れているらしい。

ブリストルのフレションとリッツのミシェル・ロッス。１０日火曜日付けのフランスソワール紙でフランソワ・ロボットがミシュラン２００９年版の結果を大暴露した。
信じていいい？もちろん！

３つ星
パリのホテル・ブリストル、エリック・フレション

２つ星
パリ
ベルサイユのゴルドン・ラムゼイ
パリのホテル・リッツ、ミシェル・ロッス

地方
ラトリエ・ジャン＝リュック・ラバネル　L'Atelier Jean-Luc Rabanel (Arles)
ル・サンジャムズ　Le Saint-James (Bordeaux)
ギィ・ラソーセ　Guy Lassausaie (Chasselay, Rhône)
レ・カーサ・デル・マール　le Casa del Mar (Porto-Vecchio)
ロテルリー・デ・カステラ　l'Hostellerie de Castellas (Pont-du-Gard)
ル・ファヴェンチィア　le Faventia (Tourettes, Var)

１つ星
パリ
ラガペ　L'Agapé
ラ・ビガラッド　la Bigarrade
ウテセ　Etc
フォゴン　Fogon
ジュール・ヴェルヌ　Jules Verne
トロントサンク・ウエスト　35 Ouest
ラローム　l’Arôme
ランジェリック　l’Angelique

その他、地方の１つ星はこちらから。

ラード入り野菜のココットには降参した。
ココットの底に残ったとろりとして香りのいいソースをなめ上げる快感。
ここはカーサ・オランプ。今週の極上レストランに即決。僕の連れも全会一致した文句なしの料理だった。タイム風味の舌平目、帆立貝、栗のクレープ等々。

Casa Olympe
48 rue Saint Georges - 75009 Paris
T. 01.42.85.26.01

パリ９区のレストラン

Photo/F.Simon

読書に費やす時間と世界に存在するうまいものを平らげる日々のおかげで、僕の律義で小さな脳みそは、いいアイデアを運んでくる時がある。
今日、それはラジカルになった。毎朝豆腐を食べること。
ようは簡単。２０cl の豆乳と同量の清流水、純にがり2袋をまぜて１０分蒸すだけ。電子レンジでも作れるが、僕はもってないし蒸した方が断然いい。
ゆずか鰹の風味の醤油をかけたら、最高の逸品のできあがり。
その後には、緑茶を飲んで、更に食欲のあるときにはりんごかみかんも。
本当にうまいし、もちろん健康のためには最高。

Photo/F.Simon

寒さが身にしみるこんなろくでもない天気の日に、誰にも邪魔されたくないなら、躊躇なく常識を裏返すことをお勧めする。
コントワール・デュ・ルレ。
中は溢れかえっているのにテラス席はほぼゼロ。ブランケットを膝にのせて、牛のはらみ肉のステーキ（18ユーロ）をほおばる。ハーフボトルの水（4,5ユーロ）とコーヒー（2,5ユーロ）で、再出発。
テラスから眺める道の風景もなかなか見物だ。誰も僕に妬ましい視線を投げつけず、それがまたいい。これこそ僕のいい隠れ家。
タイミングは、早い時間帯にくるか、もしくはいつ来てもいい。こんな天候の中、外で食事をとりたい人は少ないからね。

Comptoir du relais
6, Carrefour de l'Odéon – 75006 Paris
T. 01 44 27 07 97
Map
パリ６区のレストラン
Photo/F.Simon

お気に入りのレストランに再度足を運ぶことは、毎回何か恐れ深い。
ステラマリスのシェフであるタテル・ヨシノの逸品、ジビエのトゥルト（５６ユーロ）みたいな料理をまた味わいに向かった時なんかはまさに。
野生の鴨肉、キジ、鹿、フォアグラそしてトリュフが顔を出すトゥルト。仕上げはなんといっても、鹿とキジと鴨のガラをカオール産の赤ワインとジビエの血で煮込んだ、地獄からでてきたみたいなソース。
こんな一皿を平らげた後は、もうベットへ直行するのみ。

Stella Maris
4, rue Arsene-Houssaye - 75008 Paris
T. 01 42 89 16 22
Map

パリ８区のレストラン

Photos/F.Simon

ジョスランのクレープは？

モンパルナス通り。
クレープ屋がずらりと並ぶこの通りに来たら、どこへ入るかは腕相撲をして決めるしかない。
まさにワンワンランド。
雰囲気はいいが、ちょっと変わっていて、それでもここへきたら自然と馴染んでしまう。
果たしてここのガレット・コンプレはうまいのか？
重たくて胃にもたれた。本当に好きでないでないと再度来れない。無宗教的窒息が 9,5 ユーロ。
しかし客足は一向に絶えない。ここだけの話だが、僕は二度とここへは来ないと誓いたい。それでも選択肢がなかったら、サービスの始めにこよう。それでも、満腹すぎて軽い吐き気をもよおす様子が目に見える。
逆方向のガストロノミー。
フィガロスコープにて結果発表。

Josselin
67, Rue du Montparnasse - 75014 Paris
T. 01 43 20 93 50
Map

Photo/F.Simon

しまった！ミシュランが火事？

いや違う違う。ル・フィガロ紙のタイトルにあう画像の撮影現場にて。
そのタイトルは「ミシュランの火加減は？」
フランス料理界の批評について語った、ボージェとドモランの共著本についても触れている。この両人、批評が平凡になってきたと話す。確かに間違いではない。
インタビューも兼ねた僕の記事はちょっと不思議なものになったが、土曜日の記事をお楽しみに。

Photo/F.Simon

ミシュラン２００９年版 II

ミシュラン２００９年版。
大したことないね。
ラムゼイの２つ星とジュール・ヴェルヌの１つ星を除いたら、何も飛びつくような話題性はない。両者（レストラン側とミシュラン側）和解の結果か、息切れ気味のマーケティング効果が丸見えだ。
ブリストルのフレションとリッツのロッス。このガイドブックがこの数年間閉じこもり続けた結果とでもいえる罠でしかない。審査結果が「従順でよく動くギャルソンを抱え、美食的に適正で、素直で熱心な料理をつくるレストラン」ときた。
何も興味をそそられない。生き生きとした反抗的なガストロノミーと、規則正しいその他のガストロノミーの分け目をはっきり位置づけたくらいだ。
この生温いガイドブックを前に、正直言って僕は少し悲しかった。

ミシュラン２００９年版 I

ミシュラン２００９年版。噂はうまく漏れているらしい。

ブリストルのフレションとリッツのミシェル・ロッス。１０日火曜日付けのフランスソワール紙でフランソワ・ロボットがミシュラン２００９年版の結果を大暴露した。
信じていいい？もちろん！

３つ星
パリのホテル・ブリストル、エリック・フレション

２つ星
パリ
ベルサイユのゴルドン・ラムゼイ
パリのホテル・リッツ、ミシェル・ロッス

地方
ラトリエ・ジャン＝リュック・ラバネル　L'Atelier Jean-Luc Rabanel (Arles)
ル・サンジャムズ　Le Saint-James (Bordeaux)
ギィ・ラソーセ　Guy Lassausaie (Chasselay, Rhône)
レ・カーサ・デル・マール　le Casa del Mar (Porto-Vecchio)
ロテルリー・デ・カステラ　l'Hostellerie de Castellas (Pont-du-Gard)
ル・ファヴェンチィア　le Faventia (Tourettes, Var)

１つ星
パリ
ラガペ　L'Agapé
ラ・ビガラッド　la Bigarrade
ウテセ　Etc
フォゴン　Fogon
ジュール・ヴェルヌ　Jules Verne
トロントサンク・ウエスト　35 Ouest
ラローム　l’Arôme
ランジェリック　l’Angelique

その他、地方の１つ星はこちらから。

薄明かりの優しさ カーサ・オランプ

ラード入り野菜のココットには降参した。
ココットの底に残ったとろりとして香りのいいソースをなめ上げる快感。
ここはカーサ・オランプ。今週の極上レストランに即決。僕の連れも全会一致した文句なしの料理だった。タイム風味の舌平目、帆立貝、栗のクレープ等々。

Casa Olympe
48 rue Saint Georges - 75009 Paris
T. 01.42.85.26.01

パリ９区のレストラン

Photo/F.Simon

魔法の朝食

読書に費やす時間と世界に存在するうまいものを平らげる日々のおかげで、僕の律義で小さな脳みそは、いいアイデアを運んでくる時がある。
今日、それはラジカルになった。毎朝豆腐を食べること。
ようは簡単。２０cl の豆乳と同量の清流水、純にがり2袋をまぜて１０分蒸すだけ。電子レンジでも作れるが、僕はもってないし蒸した方が断然いい。
ゆずか鰹の風味の醤油をかけたら、最高の逸品のできあがり。
その後には、緑茶を飲んで、更に食欲のあるときにはりんごかみかんも。
本当にうまいし、もちろん健康のためには最高。

Photo/F.Simon

雪か雨か？コントワール・デュ・ルレのテラス席

寒さが身にしみるこんなろくでもない天気の日に、誰にも邪魔されたくないなら、躊躇なく常識を裏返すことをお勧めする。
コントワール・デュ・ルレ。
中は溢れかえっているのにテラス席はほぼゼロ。ブランケットを膝にのせて、牛のはらみ肉のステーキ（18ユーロ）をほおばる。ハーフボトルの水（4,5ユーロ）とコーヒー（2,5ユーロ）で、再出発。
テラスから眺める道の風景もなかなか見物だ。誰も僕に妬ましい視線を投げつけず、それがまたいい。これこそ僕のいい隠れ家。
タイミングは、早い時間帯にくるか、もしくはいつ来てもいい。こんな天候の中、外で食事をとりたい人は少ないからね。

Comptoir du relais
6, Carrefour de l'Odéon – 75006 Paris
T. 01 44 27 07 97
Map
パリ６区のレストラン
Photo/F.Simon

ステラマリスのトゥルト、そして爆睡

お気に入りのレストランに再度足を運ぶことは、毎回何か恐れ深い。
ステラマリスのシェフであるタテル・ヨシノの逸品、ジビエのトゥルト（５６ユーロ）みたいな料理をまた味わいに向かった時なんかはまさに。
野生の鴨肉、キジ、鹿、フォアグラそしてトリュフが顔を出すトゥルト。仕上げはなんといっても、鹿とキジと鴨のガラをカオール産の赤ワインとジビエの血で煮込んだ、地獄からでてきたみたいなソース。
こんな一皿を平らげた後は、もうベットへ直行するのみ。

Stella Maris
4, rue Arsene-Houssaye - 75008 Paris
T. 01 42 89 16 22
Map

パリ８区のレストラン

Photos/F.Simon